韓国ミュージカル「パルレ(洗濯)Vol.2」@俳優座劇場

 2月頃に話題になっていた作品ですが、その時は見逃しました。5月に行なわれたVol. 2は続編というわけではなく、キャストが一部替わっての再演のようです。その後、またキャストちと劇場が替わって8月にはVol.3もあるということです。ソウルでロングランしているミュージカルだと聞いていましたが、それ以外は何も知らずに行きました。

 場末感あふれるアパートへのヒロインが引っ越してくるところから始まります。仕事はうまくいっていない様子。タバコを吸っているのはストレスのせいでしょうか。歌っている内容も自虐的です。管理人のおばさんは悪い人でもないのかもしれませんが、いかにも口うるさそうなタイプです。どことなく「アベニューQ」を思わせる物語の出だしとオープニング・ナンバーでした。
 全体の骨格もやはり「アベニューQ」と近いものがあります。アパートの住人達はソウルへ、韓国の地方からであったり、アジアのよその国からであったり、何か夢や志を抱いて、あるいはお金のためにやってきたのですが、みんながみんな何らかの意味で不遇で不運です。
 題名の"洗濯"には、不遇や不運にまみれた自分の心をきれいに洗おうという意味があるようです。登場人物の中で最も大きな不遇と不運を背負っていた人物は、洗濯機を使わずに盥に水をはって足踏みをして洗濯をします。普通の洗濯機で洗濯したのでは洗い流せないものを抱えていたということでしょう。何を洗うか、どう洗うかで、その人の暮らしぶりや生きることの考え方が現れていたように思いました。衣食住の衣を通して、それが表現できるというのは、このミュージカルの作者の偉大な発見と言えるかもしれません。
 「アベニューQ」と骨格が似ていると書きましたが、あちらが場末のアパートがある通りの名前を題名にした皮肉たっぷりの風刺劇だったのに対して、こちらは"洗濯"をキーワードに生活感を出し、また辛いこと悲しいことを洗い流すことの比喩という全く違った肉付けになっています。不遇でも不運でも不幸ではない、前向きに生きることを語る結末は、文字通り心洗われるものだったと思います。

 ヒロインはダブルキャストで、私が観た人はいわゆるアイドルっぽい歌い方でした。田舎から出てきて、都会に馴染めずに暮らしている人の感じがにじみ出ています。もう一人はコゼットもやっていたソプラノの人でヒロインのタイプがかなり変わりそうです。2幕のデュエット曲で演奏(録音)が出なくなるトラブルがあったのですが、あわてた素振りを見せず、そういう演出であるかのように歌い出し、歌いきったのは見事でした。










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