四月大歌舞伎「通し狂言 小笠原騒動」@平成中村座

 夜の部ですが開演は3時30分です。通常は4時30分が多く、たまに4時開演ということもあった気はしますが、3時30分で夜の部というのは初めてのような気がします。東京スカイツリーを横目に見ながら、平成中村座へ到着。開演の前に、猿若海苔かつサンド最後の一つを買って、席に向かいました。
 この日は桜席。幕の内側にあって、舞台を真横から見下ろす角度です。開演前や幕間には目の前の幕が下りていますが、定式幕が引かれるだけの時は、装置の転換や役者たちが素に戻って袖へ引っ込むところが見えたりします。

 「小笠原騒動」は明治時代に初演され、その後、長い間上演されていなかったのを、昭和50年ころに復活上演。日本では再演とリバイバルが混同されることが多いですが、こういう復活上演こそがリバイバルと呼ばれるべきものでしょう。さらに平成に入ってから若手の役者たちにより、演出を新たにして上演。十数年前に新橋演舞場で観たことがあります。

 小笠原家のお家騒動は実際にあったそうですが、この芝居は悪人"犬神"兵部の悪だくみを、霊力のある白狐の力を借りて挫くという伝奇の要素があるお家騒動ものの芝居です。悪の首魁とそれを挫く側の神輿が、同じ役者によって演じられます。悪に強きは善にも…ということでしょうか。
 善と悪との優劣が二転三転する物語のダイナミックさと、水車小屋での立ち回りなど派手な見せ場があって、おもしろい芝居だったという記憶は正しかったことがわかりました。
 十数年前は翫雀・扇雀兄弟、橋之助、染五郎が中心でしたが、今回は勘九郎・七之助兄弟が主軸です。歌舞伎は世襲と言われることがありますが、彼らを見ていると、血筋というよりも子どもの頃から英才教育を受けてきたという要素が大きいのではないかと思います。

 終わって外へ出ると、スカイツリーがライトアップされていました。この日は試験的なものだったようです。隅田川の土手は満開の桜を見に来た人でにぎわい、川にはたくさんの屋形船が出ていました。

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