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zoom RSS 「ハロー・ドーリー」@東京芸術劇場プレイハウス

<<   作成日時 : 2013/08/30 15:24   >>

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 これも「ドリームガールズ」同様に映画を観たことがあるだけで、舞台を観るのは初めてです。知っている曲が多いのも「ドリームガールズ」と同じです。タイトル曲や「パレードが通り過ぎる前に」にはワクワクしてきます。「日曜日の靴を履いて」は、この曲があるから日曜日に観に行ったようなものです。ジェリー・ハーマンの楽曲ということで、知らない曲でも「ドリームガールズ」よりも耳馴染みがあるともいえます。
 理由はよくわかりませんが、日本での上演はメアリー・マーティン主演の来日公演があっただけで、日本人キャストによるものは、このカンパニーが初めてだそうです。富山のオーバードホールで上演され、好評を博した後、東京での公演が実現したということです。

 物語を乱暴にまとめると、ジェリー・ハーマンに共通する陽気なおばちゃんキャラクターの主人公が、自分自身を含めた人々に幸福をもたらすというものです。この間止め方はいささか乱暴すぎで、どの人物にも内に秘めたものがあります。スクルージ的な守銭奴に描かれるホーレス・ヴァンダゲルダーだけは表の顔と裏の顔をさかさまに設定されています。物語の進行とともに、ドーリーのスクルージ的な孤独感が見えたり、ホーレスの単なる守銭奴ではないキャラクターが明らかになって、大団円へと向かっていきます。

 物語も幸福感にあふれていますが、それを増幅させたのが富山の地元から起用されたオーケストラとアンサンブル、それにパレードの場面に出てくるブラスバンドの高校生たちです。序曲が始まった時から、音の厚みが感じられます。こういうクラシックなミュージカルで、厚みのある音が響いてくるとうれしくなります。パレードのブラスバンドには、その思いをさらに増幅されました。

 アメリカの地方劇場でクラシックなミュージカルを上演しているのを観に行ったことがあります。東京芸術劇場の空間なのですが、ニュージャージーのペーパーミル・プレイハウスやコネチカットのグッドスピード・オペラハウスのような雰囲気が漂ってきました。富山のオーバードホールは、新しい建物ではありますが、舞台の奥行きがあるので、パレードの場面などがもっと鮮やかに見えたのだそうです。

 地方劇場がオリジナル作品の上演に取り組むのは価値あることだと思いますが、こうした古典的名作の上演も、おそらく地方劇場だからこそできる取り組みだと思います。オーケストラやアンサンブルの人数は、東京での上演では制限されてしまうでしょう。プログラムの記事によると、次は「ショーボート」の上演を検討しているとのこと。実現したら、もし後から東京でも上演されるとしても、ぜひ富山まで観に行きたいところです。ブラスバンドが生きる「ミュージックマン」もいつかそのうちに。

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