「ソング&ダンス The Spirit」@四季劇場秋

 「コーラスライン」を観たのが初日公演。これも初日公演でした。「オペラ座の怪人」も1日が初日だったので、立て続けというか開け続けです。こちらのプログラムには出演者の写真入りプロフィールが載っています。公演期間中に出演の可能性がある人を載せているのだと思いますが、「コーラスライン」に出ていた人の顔もあります。「コーラスライン」のキャスト・プロフィールと同じ大きさの紙が挟んであって、そちらには曲目表と解説が掲載されています。現在のキャストでないと成り立たないシーンがあるので、キャストが替わった場合に、曲目が変更になることもあるのでしょう。

 キャストはヴォーカルパート(阿久津陽一郎、李涛、種井静夫、飯田達郎、青山弥生、井上智恵、真優香)、ダンスパート(萩原隆匡、朱涛、玉井晴章、西尾健治、水原俊、大森瑞樹、斉藤准一郎、斉藤洋一郎、加藤久美子、須田綾乃、井上佳奈、高田直美、相馬杏奈、相原茜、相原萌、駅田郁美)、コーラスパート(真田司、神永東吾、廣瀬聖人、光田健一)と3つのパートに分かれています。ヴォーカルとダンスはわかりますが、コーラスはちょっと曖昧です。ヴォーカルも立ったまま動かずに歌うわけではないし、ダンスも声を出さずにただ踊りに専念というのでもないでしょうから、正直なところパート分けをこういう形で示すことは疑問です。

 ショーは二部構成で、一部は海外ミュージカル中心、二部は劇団四季のオリジナル・ミュージカル作品を数多く手がけた三木たかし作品を芯にしています。「ジェローム・ロビンズ・ブロードウェイ」のようにミュージカルの名場面そのままを再現するのではなく、「フォッシー」のように振付だけを抽出するのでもなく、ミュージカルの楽曲そのものに立ち戻って、その曲の新しいイメージを引き出そうという趣旨でしょうか。曲は知っていますが、衣装や振付は知っているのとは違うものです。

 年々はともかく時とともに上演作品は増えているので、選曲の幅は広がります。そこで問題になるのは、どの曲を選ぶか、どういう場面に作り上げるか、どういう順番で並べるのか、です。曲はなじみのあるものなので、振付に新しいアイディアが欠かせません。ポールを取り入れたのは、今までになかった動きをつくるためでしょう。よりサーカス的アクロバット的にはなりますが、空間の使い方が変わります。今回はまだ試験的でしたが、次回は振付を考える方も、実際に舞台で使う方も、ポールについての熟練度を高めてくるでしょう。

 さて、第一部は「サークル・オブ・ライフ」の位置が疑問です。この曲がオープニング・ナンバーということもありますが、それよりも「シング・シング・シング」というエンディングにぴったりな曲の後だったために、デザートが出るタイミングにもうひとつメインディッシュを出されたように感じてしまいました。
 第二部の三木たかし名曲集は、ミュージカルのために書かれた曲はいいのですが、歌謡曲は難物です。最近は少ないですが、歌手主演の大劇場一ヶ月公演は第一部が芝居仕立てで、ヒット曲の場面となるといろんなアイディアを駆使してきます。それはかなり高い障壁のようです。「夜桜お七」の場面はきれいだったとは思いますが、新鮮には感じませんでした

 全体としては良くも悪くもミュージカルのごった煮という印象でした。おなじみの曲を新しいイメージで見せるという趣旨はいいと思います。新しいといってもすべてが斬新でなければいけないわけではなく、中には肩の力が抜けたくらいのものがあってもいい。その方が楽に観ていられます。適度に新しく適切なタイミングで引き締まる場面があり、適度に緩い個所があって、観ている時間は楽しかった。ストーリーのあるミュージカルとは観るポイント楽しむポイントが違い、ショーはそういうものがいいのかなと思います。












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