「オーマイ ゴッド ウイルス」@東京芸術劇場 中ホール

画像

 三宅裕司主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第48回本公演で、ミュージカル・アクション・コメディーと銘打たれています。この日は初日。たぶん、劇団の熱心なファンが集まっていたものと思われます。何か独特の空気がありました。

 タイトルはゴッド・ウイルスですが、劇中に登場するのはエンゼル・ウイルスです。このウイルスに感染すると、ウソや隠し事ができなくなります。物語は簡単に言うと、このウイルスを広めようとする一団と、それを阻止しようとする一団との抗争です。
 ウソや隠し事ができなくなるというのは、程度がわきまえられているなら善とも取れますが、一切のウソや隠し事ができないとなるとやっかいです。しかし、最初はそのやっかいなことに気づかない。そして、どっぷりはまってしまうと、どこかおかしいと思っても後戻りができなくなる。さらには、おかしいとも思わなくなってしまう。エンゼル・ウイルスは善意の人たちほど感染しやすいのです。
 主人公の男(三宅裕司)は、幸か不幸か感染しにくいタイプでした。心の中に鬱屈したものがあって、その闇の中にいろいろと隠れています。それが、エンゼル・ウイルスに対抗する力となります。最初は、心の抑圧のため力を発揮しきれませんが、やがて解き放たれ、うさんくさい"善"を撃退します。

 ミュージカル・アクション・コメディーのうち、アクションは確かにあります。ミュージカルについては、私とは定義が違うようです。私はミュージカルというのは、音楽が人物像を語ったり、物語を進めるものと思っていますが、ここでは祭やショーの場面が、いくつか挟まるだけでした。ミュージカルというのは、曲数が少なすぎだと思います。コメディーの部分も、ウソがつけなくなった人たちが普通なら思っていても言えない、悪口になることを、ごく自然にていねいに言ってしまうところなど、おもしろく感じたところもありましたが、ほとんどのところは周囲の笑い声に戸惑っていました。
 終演後は「おもしろかった」「笑った笑った」という声が聞こえていました。どうやら、感覚が合わなかったようです。










クラス・アクト ブロードウェイ・オリジナル・キャスト盤
BMG JAPAN

ユーザレビュー:
本物のブロードウェイ ...

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by クラス・アクト ブロードウェイ・オリジナル・キャスト盤 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

DVDお試しパック(インデペンデンス・デイ付き)ムーラン・ルージュ
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

ユーザレビュー:
目が耳が心が贅沢に満 ...
絢爛豪華!この映画は ...

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by DVDお試しパック(インデペンデンス・デイ付き)ムーラン・ルージュ の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

"「オーマイ ゴッド ウイルス」@東京芸術劇場 中ホール" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント