「私の頭の中の消しゴム」@銀河劇場

 「イリアス」が終わったのが3時半くらいだったので、銀河劇場5時開演への移動は、思っていたほど余裕はありません。なんだかんだあって出発できたのは4時前。銀座通りは歩行者天国のため、自転車は走れないので、昭和通りから新橋へ出て、海岸通りを天王洲に向かいました。着いたのは4時半ちょっと前。おなかが空いていたのですが、しかたがありません。エクセルシオール・カフェでサンドイッチ。

 「私の頭の中の消しゴム」の原作は日本のテレビドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても」。その後、韓国で映画化された時にヒロインのセリフから「私の頭の中の消しゴム」というタイトルがつけられ、もう一度、日本でテレビドラマという過程を経て、男女2人による朗読劇として再構成されたようです。5月に、少し前までいたル・テアトル銀座でやっていたのを1回観ました。今回は再演で新キャストになっています。 前回の観劇記はこちら。
http://19601106.at.webry.info/201005/article_14.html

 若年性アルツハイマーを発症した女性と、その夫の物語。二人の出会い以来のコミュニケーションを、それぞれが日記を朗読することで表現します。前回は男:中川晃教、女:内山理名。今回は男:溝端淳平、女:笹本玲奈と、二人とも若くなりました。この公演は10組のキャストがいて、同じ脚本から、それぞれの持ち味を出していくのが眼目なのだと思いますが、会話の内容や言葉遣いからすると、2人の年齢は、あまり大人すぎず、子どもすぎない幅の中におさまりそうです。今回のキャストで最年長の別所哲也、紫吹淳の組み合わせだと、どうだったでしょうか。

 前回観た時の日記にも書きましたが、あまり好きな話ではありません。治療法のない病気が主眼になっている以上、物語はひとつの方向にほぼ一直線で、結末も想像がついてしまいます。泣かせよう泣かせようとする意図が見えるのもいただけません。20代で若年性アルツハイマーを発症したら、学会で発表するくらい珍しい症例だし、一級建築士の受験資格もちょっと疑問です。

 前回は、中川晃教の演じるキャラクターが濃かったのか、男を主人公として観ていました。その分、男の言動の納得がいかないところが気になりました。脚本上のことですが、ヒロインが家を出て行ってから、一週間くらい経っているのに「どこにいるのだ」と日記に書いている場合ではないだろうと思ったのです。
 今回はそのセリフがあったのかどうか覚えていません。ヒロインの笹本玲奈の存在感が強かったからでしょうか。恋に落ち、結婚するまでのバカップルぶりは若干上滑り気味に感じましたが、発症し、次第に症状が重くなって言葉が出てこなくなった時の苛立ちや悲しみの深さは伝わってきました。「奇跡の人」のヘレン・ケラーも、思いを言葉にできないことで激しく苛立ちますが、こちらは未来への希望で終わります。「私の頭の中の消しゴム」はベクトルが逆で、過去を懐かしむしかありません。

 朗読劇なので、ほとんどの時間、二人は椅子に座って、日記帳を読んでいます。ここで問題なのは視線の向きです。二人の視力がどんなものなのかわかりませんが、常にやや下を向いてしまっています。あまりきれいな姿勢に見えないのに加えて、客席から二人の顔がよく見えないのは損ではないかと思います。


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