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zoom RSS 新国立劇場小劇場 こまつ座公演「どうぶつ会議」

<<   作成日時 : 2019/01/30 16:39   >>

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 小学校6年の時に日生劇場で劇団四季による初演を、学校観劇で観に行きました。エーリッヒ・ケストナー(当時は存命だった)の原作も読んだことはありますが、内容はほとんど忘れています。

 客席への語りかけで始まったところで、そのころの劇団四季のニッセイこどもミュージカルはこんな感じだったなと、物語とは違う要素を思い出しました。終盤の客席に向かって"みんなの力が必要だ、一緒に歌って"と歌詞の幕が出てくるところも。

 セリフや歌詞は当時のままとのことですが、曲は新たに作られたもの(初演は、いずみたく作曲)。新東京国際空港の建設、公害、交通(交通戦争とも呼ばれた)など当時の社会問題が提示されます。
 当時のメッセージをそのまま受け取るのではなく、大人の事情により子供の現在の生活や未来が損なわれてはいないかという比喩になっていたように思います。今日の観客は、そのころに子供だった人やもうちょっと年長だった人が多かったですが、みなさまどのような受け止め方をしたでしょうか。
 セリフを、いまの社会の問題に書き換えることも考えられたのかもしれないですが、50年近く前の問題をいまの問題の比喩として捉える、表面的にはともかく問題の根幹はいまも変わらないというメッセージと受け止める方が妥当だろうと思います。書き換えるとしたら全面的に見直さないと、この物語世界を壊してしまいそうです。

 今回の公演の演出家が劇団四季の「どうぶつ会議」をご覧になったことがあるかどうかはわかりません。わかりませんが、幕開けの動物たちの登場は「キャッツ」を連想するところがあり、また動物たちの造形には「ライオンキング」の影響が見えました。ライオンの王は女性(大空ゆうひさん)でしたが。
 時代は経ていますが、古びてはおらず、普遍性のある内容がありました。


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