Kバレエ「シンデレラ」@オーチャード・ホール

 新しくなってからのオーチャード・ホールは初めてです。座席が千鳥配置になったということは聞いていましたが、それ以外の変化はよくわかりません。ロビーやホワイエは前と同じように見えました。まるで別のホールのようになるよりも、そのくらいがいいのかもしれません。

 演目はこのホールの芸術監督に就任したばかりの熊川哲也が振付・演出を手がけているKバレエ版「シンデレラ」です。ただし、熊川哲也は出演していません。「シンデレラ」はディズニー映画やロジャース&ハマースタインのミュージカルは観たことがありますが、バレエ版は初めてです。プロコフィエフの音楽はたぶん通して聴いたことがなく、あまり馴染みがありません。

 とはいえ、物語は「シンデレラ」なので、言葉がなくてもわかります。シンデレラ(浅川紫織)は継母(ニコライ・ヴィユウジャーニン)と義姉妹(松根花子、前田真由子)にこき使われ、いびられています。王宮で舞踏会が開かれる日、継母や姉たちは着飾って出かけていきますが、その前にシンデレラの母が形見に残したドレスを燃やしてしまいます。シンデレラは気立てのよい、芯の強い娘ですが、ここでは切なく悲しい風情を見せます。家族が出かけ、ひとり残ったシンデレラは、きれいなドレスを着て舞踏会へ行くことを空想して過ごしています。
 そこへ仙女(佐藤圭)が貧しい老女の姿で現れます。継母たちがいたらできなかったかもしれませんが、シンデレラは老女を家に上げ、優しく世話をします。シンデレラの健気な心持を知った仙女は、彼女に魔法をかけて、お姫様のような美しいドレスを着せて、舞踏会へと送りだします。
 舞台と距離があるので、顔まではよく見えませんでしたが、姿勢や動きからシンデレラは心持のよい全身美少女に見えました。また貧しい老女から仙女への変身は鮮やかでした。シンデレラのドレスは奥へ引っ込んで着替えていました。
 舞踏会へ行くまでが第一幕。第二幕は舞踏会です。王子(遅沢佑介)はマリアを見つけたトニーのように、早々にシンデレラの存在に気づきますが、義姉妹たちの邪魔にあって、なかなか彼女と踊ることができません。大きい騎士と小さい騎士の凸凹コンビや義姉妹たちが体を張って笑いを誘うところがあり、物語としては進んでいかないところも、楽しく、また品のよい輝きがありました。
 12時の鐘で飛び出していくシンデレラ、残されたガラスの靴、それを手がかりにシンデレラを探す王子、十二分に知っている物語ですが、丁寧にわかりやすく表現されていて、バレエには不慣れでも楽しい時間でした。

 暮れに観た「くるみ割り人形」のネズミもそうでしたが、今度も動物が妙にリアルです。また舞踏会には巨大なオレンジが出現するのですが、これもリアルな造形でした。美術監督がそういう志向なのでしょうか。

 新しくなってからのオーチャード・ホールは初めてです。座席が千鳥配置になったということは聞いていましたが、それ以外の変化はよくわかりません。ロビーやホワイエは前と同じように見えました。まるで別のホールのようになるよりも、そのくらいがいいのかもしれません。

 演目はこのホールの芸術監督に就任したばかりの熊川哲也が振付・演出を手がけているKバレエ版「シンデレラ」です。ただし、熊川哲也は出演していません。「シンデレラ」はディズニー映画やロジャース&ハマースタインのミュージカルは観たことがありますが、バレエ版は初めてです。プロコフィエフの音楽はたぶん通して聴いたことがなく、あまり馴染みがありません。

 とはいえ、物語は「シンデレラ」なので、言葉がなくてもわかります。シンデレラ(浅川紫織)は継母(ニコライ・ヴィユウジャーニン)と義姉妹(松根花子、前田真由子)にこき使われ、いびられています。王宮で舞踏会が開かれる日、継母や姉たちは着飾って出かけていきますが、その前にシンデレラの母が形見に残したドレスを燃やしてしまいます。シンデレラは気立てのよい、芯の強い娘ですが、ここでは切なく悲しい風情を見せます。家族が出かけ、ひとり残ったシンデレラは、きれいなドレスを着て舞踏会へ行くことを空想して過ごしています。
 そこへ仙女(佐藤圭)が貧しい老女の姿で現れます。継母たちがいたらできなかったかもしれませんが、シンデレラは老女を家に上げ、優しく世話をします。シンデレラの健気な心持を知った仙女は、彼女に魔法をかけて、お姫様のような美しいドレスを着せて、舞踏会へと送りだします。
 舞台と距離があるので、顔まではよく見えませんでしたが、姿勢や動きからシンデレラは心持のよい全身美少女に見えました。また貧しい老女から仙女への変身は鮮やかでした。シンデレラのドレスは奥へ引っ込んで着替えていました。
 舞踏会へ行くまでが第一幕。第二幕は舞踏会です。王子(遅沢佑介)はマリアを見つけたトニーのように、早々にシンデレラの存在に気づきますが、義姉妹たちの邪魔にあって、なかなか彼女と踊ることができません。大きい騎士と小さい騎士の凸凹コンビや義姉妹たちが体を張って笑いを誘うところがあり、物語としては進んでいかないところも、楽しく、また品のよい輝きがありました。
 12時の鐘で飛び出していくシンデレラ、残されたガラスの靴、それを手がかりにシンデレラを探す王子、十二分に知っている物語ですが、丁寧にわかりやすく表現されていて、バレエには不慣れでも楽しい時間でした。

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おぺら読本対訳シリーズ(42) シンデレラ/ジョアキーノ ロッシーニ作曲
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