観劇記と読書記

アクセスカウンタ

zoom RSS 「ハムレット(中国語)」@劇団四季自由劇場

<<   作成日時 : 2010/06/24 13:57   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

雨が止んだので、自転車で。空は青く晴れていましたが、予報では夕方から夜にかけても雨の可能性があるようなことを言っていたので、カッパを持っていきましたが、取越苦労でした。

 先日は、劇団四季の俳優による上演でしたが、今回は同じ演出で中国の俳優が中国語で演じるというものです。だいたい日本人と同じ極東顔で、見ただけではわかりませんが、開演前や休憩中、ロビーや客席でも中国語が聞こえてきます。
 先日の観劇記はこちら。http://19601106.at.webry.info/201006/article_8.html
 最初のセリフが聞こえるまでは、同じ演出なので、先日と同じように見えます。違うのは舞台の両端に字幕を表示するための装置が置かれていることくらいですが、セリフが出る前は暗いままなので、これも気がつきません。

 セリフの言葉が全くわからないというのは、珍しい体験です。英語の芝居はある程度はわかるし、オペラだと歌として聴いているので、受け止め方が違います。ひとつひとつのセリフはわかりませんが、「ハムレット」の物語は知っているし、つい先日、日本語での上演を観たばかりなので、そうした記憶で補完しながら観ている感じでしょうか。ただ、そのペースをつかめるまで、何度か眠くなることはありました。
 ひとつ問題があったのは字幕の表示です。左右に表示装置があったのですが、左側しか使われていませんでした。光を出してしまうので、照明効果への影響を考慮したのだと思いますが、右前方席からだと、左端だと視線を舞台中央と左端へ交互に送らなければなりません。また、俳優の立ち位置によっては、全く見えなくなってしまいます。内容が飛んだところもあったようです。

 中国人俳優の演技は発声も含め、ごく自然なものに感じられました。中国語のセリフは、英語から直接訳したものなのでしょうか。例の"to be or not to be"の解釈など、劇団四季が使っている翻訳と合わせたとも考えられますが、そのあたりはわかりません。
 休憩時間にお話しする機会のあった母校の第一期生の方が「よりヨーロッパ的」とおっしゃっていました。どういう意味で言われたのかは、その時の短い会話ではわかりません。愚考するに、演技する以前の、頭の深いところにある国王殺し、王朝の交替の観念が、日本よりも中国の方がヨーロッパに近いということがありそうです。日本だと家族内の確執という面が目立ち、最後のフォーティンブラス登場の印象が薄いことがある気がします。しかし、王朝の交替ということが頭のどこかにあることが、デンマーク王朝を襲ぐ者として、ノルウェイ王子のフォーティンブラスが登場する幕切れにより強い意味を含ませているようです。

 ブロードウェイやロンドンのミュージカルの翻訳公演に、オリジナルの演出家を招いて、同じ演出をしているはずなのに、たいてい何かが違うと感じる理由(どちらが上とか下とかいうことではない)も、こういう、直接は関係なさそうな観念の違いによるところがあるのかもしれません。  


ハムレット (新潮文庫)
新潮社
シェイクスピア
ユーザレビュー:
シェイクスピアのテー ...
どんどん読めてしまい ...
名作に触れるシェイク ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る



劇団四季 ハムレット [DVD]
NHKエンタープライズ
2009-05-22
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「ハムレット(中国語)」@劇団四季自由劇場 観劇記と読書記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる